ちひろの独り言(かっちり、ゆるっと。)

社会人1年生が自由気ままに。(ほぼ平日更新)

セルフ出産で母子が死亡した出来事(インド)

こんにちは、こんばんは。

今日で一週間が終わりますね!今週もお疲れさまでした(^^)今週はどうでしたか?私は大学の卒業と同時に、新社会人になるための準備をしていました。通勤服や提出書類の準備など・・・。身の引き締まる思いです(^^)

 

セルフ出産で母子が死亡した出来事(インド)

 

今日は、10日ほど前に見たニュースのお話しをしていこうと思います!けっこう前なのは気にしないでください笑。インドで起こったことなのですが、YouTubeを頼りにセルフ出産しようとした母が子どもと一緒に亡くなってしまったという事件です。とっても悲しいですよね。

 

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**なぜセルフ出産をしようとしたのか?**

 

私たちの場合だと、妊娠検査薬を使って陽性が出たら産婦人科や大学病院に行き、定期健診や出産をするという流れが一般的なのではないでしょうか。ですが、今回亡くなってしまった女性(お母さん)は病院に行きませんでした。なぜだと思いますか?実は、この女性はシングルマザーだったのですが、社会的差別を受けている可能性が髙いそうです。

 

**インドの悲しい現実**

 

近年のインドのメージといえば、目覚ましい経済発展ですよね!2018年の第2四半期の経済成長率は8.2%と、急速な伸びを見せています(^^)世界第二位の人口大国で総人口の半分が25歳以下と、とても若い国です。今後ますます発展していきそうな気がしますよね!

ですが、そんな素敵なインドでは未婚女性(シングルマザー)に対する世間の目がとても厳しいのです。なので、今回亡くなった女性は、周りからの目を恐れて病院に行かずに一人で出産しようとしました。女性か発見された現場には、YouTubeの情報をもとに集めた糸やナイフ、ハサミなどが見つかったそうです。実はこのような事件は今回だけではなくて、2017年にも一人で出産した女性がいます。その女性は当時17歳(シングルマザー)だったのですが、未婚であることを理由にどの病院からも受け入れを拒否され、家からも追い出され、路上で出産しました。幸いにも母子ともに健康だったそうですが、言葉にならないほど酷い扱いですよね。なぜそんな差別をするのでしょうか。妊娠させた男性には罪はないのでしょうか。あまりにも酷すぎます。

そもそも、インドは女性に対する社会的地位がとても低く、性暴力をはじめとする女性への犯罪発生率は世界最高水準だと言われています。また、女性の社会的地位が低いせいか男児の出産が求められるため、2018年の調査によると5歳未満の女児が年間およそ23万9000人死亡しているそうです。

労働面ではどうでしょう。私はインドに行ったことはないのですが、調べてみたところインドのレストランには女性がほぼいないそうです。高級レストランには希にいますが、席へ案内するだけで料理を作ったり運んだりはしないです。それは、社会的地位の低い女性が作ったり運んだりした料理は穢れるという考え方があるためです。その代わりに、食べ終わった食器を洗ったりごみを出したりするのが女性の仕事になっています。料理を作って運ぶ人と食器の片付けやごみ出しをする人とでは明らかに前者の方が人数が必要になってくるので、必然的に男性の従業員が増えるのです。このような社会が確立されてしまっているため、女性の仕事は極端に少なく、男性に従属して生きていくしかないのです。

 

**日本ではどうだろう。**

 

セルフ出産の話から少し逸れてしまいましたね。日本ではどうでしょう。2016年、自宅で一人で出産した女性が窓から子どもを投げ捨てるという事件があったようです。その女性は、「結婚を前提としない妊娠を家族に怒られる」「子どもの父親の男性にも妊娠したといったら逃げられる」と思い、誰にも相談せず、さらに病院にもいかずに出産したそうです。また、2018年にも高校生が学校のトイレで出産し窓から投げ捨てたという同じような事件が起こっています。インドのように病院に行った時に受け入れを拒否されたり家から追い出されたりということはないと思いますが、女性の「相談するのを躊躇してしまう」「周りからの目が怖い」という気持ちは同じなのではないかと思います。そのせいで、一人で不安な思いを抱えながら出産することを選んだのでしょう。世間の目は人の行動を変えますから。

 

いかがだったでしょうか。今回はインドでの悲しい事件を取り上げてみました。同じ地球に住んでいながらも、こんなにも社会的差別のある国が存在していることに驚きです。いくら経済成長が進んでいても、このような現実を見てしまうと「インドは素晴らしい国」とは言えないような・・・。男性が多い国なので、インドだけでは女性の差別問題を解決するのは難しいのではないでしょうか(男性にとってはむしろ生きやすい国なのでは?)世界各国がインドの現実(男女双方の問題)を正しく理解して問題の解決に取り組まなければいけないなと思います。「男性よりも女性を優位に扱ってほしい」というわけではありません。ただ、「男性も女性も同じように扱ってほしい」です。性別なんて生まれたときの運なのですから、そのような差別はなくなるといいなと思います。「インドの女性が抱えている問題って何だろう」「インドの男性が抱えている問題って何だろう」「日本ではどうなんだろう」と、一人ひとりが考えていく必要がありそうですね(^^)

 

ではまた。

 

 

初めましての方はこちらもどうぞ↓

chihiro-kk.hatenablog.com