ちひろの独り言(かっちり、ゆるっと。)

社会人1年生が自由気ままに。(ほぼ平日更新)

難聴ってどんな障がい?

こんにちは、こんばんは。

今日から一週間が始まりましたね!今週も元気に頑張っていきましょう(^^)私は、今日はスタジオに行ってピアノを弾いてきました。なかなか予約が取れず、半月ぶりです。やっぱり腕が鈍りますね・・・。そのあとは、お仕事で東京に来た彼とごはんに行ってきました。とても楽しい時間を過ごすことができました(^^)

 

難聴ってどんな障がい?

 

みなさんは、難聴ってどのような障がいなのか知っていますか?「耳の聞こえが良くないこと」と答える方がたくさんいらっしゃるのではないかと思います。ですが、一言で「耳の聞こえが良くない」といっても、難聴には様々な種類があります。ちなみに、私も難聴を患っています。難聴は目に見えない障がいなので、同じ障がいを患っている人は苦労する場面もありますよね。そこで今回は、難聴についてお話していこうと思います!難聴を理解して、障がい者も健常者も楽しく生活できたらいいですね(^^)

 

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難聴の種類

 

冒頭でもお話ししましたが、難聴にはいくつか種類があります。

 

感音性難聴

感音性難聴とは、音を感じる部分の内耳以降(神経経路など)に障害があるために起こる難聴です。耳の内部に蝸牛と呼ばれる器官があるのですが、さらにその中にある音をを伝えるための毛が損傷していることが主な原因とされています。聞こえにくいだけでなく、音の強弱に対する感覚障害言葉の聞き違いなどが起こります。医学的治療は難しく、補聴器にも高度な処理が要求され、ある程度のトレーニングも必要です。

 

伝音性難聴

伝音性難聴とは、音を伝達する外耳から中耳にかけて何処かに障害があるために起こる難聴です。耳の中に音を遮る問題が生じ、音が脳に届きにくくなることが原因です。鼓膜の損傷中耳炎が代表的なものとして挙げられています。大部分は医学的治療によって聴力を回復させることができ、もし難聴が残っても、補聴器を使用することで言葉の聞き取りは大きく改善されます。

 

混合性難聴

 混合性難聴とは、名前の通り感音性と伝音性の両方に原因が生じたために起こる難聴です。伝音性難聴の部分には治療が可能ですが、感音性難聴の部分は治療が難しいので、障がいは永久に残ります。それについては、補聴器やトレーニングの必要があります。

 

聞こえのレベル

 

聞こえのレベルはdBHL(デシベル・エイチ・エル)という単位で表されます。これをもとに、軽度、中等度、高度、重度に分けられます。

 

軽度難聴

聴力レベルが25~39dBHL

「会話が聞き取りにくくなったかも」と感じる程度のレベルです。通常の生活を送るのに大きな問題はありませんが、小声で話すことが苦手であったり、聞き返しが多くなったりします。また、騒がしい環境での会話の聞き取りが難しくなります。

 

中等度難聴

聴力レベルが40~69dBHL

テレビの音量を上げたり、会話するときは近くで話さないと聞こえなかったりする程度のレベルです。また、周囲の人が何を話しているのか分からない場合もあるので、補聴器を付ける必要があります。

 

高度難聴
聴力レベルが70~89dBHL

近くでも話し声が聞き取れなかったり、耳元で大きな声で話しかけられないと聞き取れなかったりする程度のレベルです。日常生活のほとんどの場面で、聞き取りくいと感じるので、何かと不安な気持ちが高まります。日常の会話や安全のためにも、高出力補聴器が必要になります。

 

重度難聴
聴力レベルが90dBHL以上

工事現場や電車の音など、一般の人が騒音だと感じる音が聞こえない程度のレベルです。補聴器を使用しても効果は期待できないので、読唇や手話、人工内耳が必要になります。

 

◯補聴器はメガネのようには動かない

 

今までのお話の中で補聴器がよく出てきましたが、実際には補聴器を付けても必ずしも良くなるとは限りませんむしろ生活しにくくなることもあります。補聴器は音を大きくするだけなので人の言葉が鮮明になるわけではありません。また、電車やエアコンの音などを拾ってしまうこともあるので、そうなるとますます聞き取りにくくなってしまいます。メガネの場合はぼやけた映像がはっきり見えるようになりますが、補聴器ははっきりどころか不便になることもあります。

 

◯難聴の人がしてもらえたら嬉しいこと

 

話すときはマスクを外して、口が見えるようにしてほしいです。唇の動きを見ながら話を聞いた方が聞き取りやすいです。

 

出来るだけ大きな声で、ゆっくりと話してほしいです。

 

返事がなくても「礼儀がない」と誤解しないでほしいです。決して無視をしたり、話したくないと思っているわけではありません・・・。

 

話しかけるときは、出来るだけ近い距離で正面から声をかけるか肩を触ってほしいです。

 

何度も聞き返すことがありますが、根気よく言ってほしいです。「もういいよ。」と言われると、すごくすごく悲しい気持ちになります。

 

◯私が難聴者として生きてきて。

私の場合は生まれつき「中等度の両側混合性難聴」です。「両側」というのは「両耳」という意味です。難聴者として今まで生活してきて、たくさん不便だなと思うことがありました。たくさん誤解もされてきました。普通の人が自然にできる「聞く」「聴く」という行為は、難聴者にとっては仕事のようなもので、「意識して必死に聞こう」としなければ不可能です。私的には、常に小さい音で外国語のリスニングをやっているような感覚です。ところどころ聞き取れない場所があって、そこは前後の流れで埋めていくような・・・。それが生まれてから今まで、そしてこれからもずっと続いていきます。

 

私たち難聴者も、みなさんと楽しくお話がしたいです(^^)そのために最善を尽くして聞こうとします。なので、みなさんにも伝えようという気持ちを少しでも持っていただけたら、難聴者にとってはこの上ない喜びです(^^)見た目ではわからない障がいですし想像もつきにくいかと思いますが、今回の記事を読んでくださった方が少しでも難聴に関する理解が深まったらいいなと思い、今回の記事を書かせていただきました。難聴に限らず、全ての人にとって生きやすい世の中になったら最高ですね(^^)!

 

ではまた。